アンダフラワー あとがき的な

あとがきをシナリオに同梱するかちょっと考えましたが、こういうの多分ご不要な方のほうが多いかなと思うので、ほぼ自分用ですが。
ネタバレを含みますので、よければプレイ後に…

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この話は自創作の小説のいちエピソードを元にしています。
主人公たちが旅の行く先々でいろいろ巻き込まれたり関わったりしていく、短~中編で綴っていく物語で、主人公はギルドに所属し、ときに依頼を受けたりもするので、かなりカードワース的です(実際うちの第1パーティにしてたり。創作のほうがCWやるより前ですが…)

これはそのうちのひとりの、すこし過去の話。
そちらでは「妹」は魔道具ではなく上位の魔物に魅入られていて…という展開で「姉」は本当に妹を止めるために、再会した主役を頼るという筋書きでした。

シナリオにするにあたって、もっと単純に「姉」か「妹」のどちらかを選んで殺して帰ってくるだけの悪役用短編を思いついたのですが、書きはじめながら先を考えていたらどんどん長くなってしまいました。
本来、ゲームというのはプレイヤーが選択肢を選んでいくため「プレイヤー=主役キャラクター」もしくはそれに近い視点なので、
実は主役はこんな依頼を受けて動いていたのです!
というのを隠しておき最後にタネ明かしするのは、ゲームではなくて、読み手と主役を切り離せる小説の手法です。最初に夫妻と骨董屋を出しておくべきかは最後まで悩みました。
でも、プレイヤー≠キャラクターで「そうだったのか!」ってなってもらうのも、読み物も多様なカードワースでならアリなんじゃないだろうか…とあえてこの演出でいくことにしました。
それを知ってたら違う選択をしてたのに…!ってなるとは思うんですが……まことズルくてすみません。もしよかったら2周目からは、知った上で遊んでくだされば、すべてのエンドを回収して全容を掴んでくださればと思います。

お宿の人外キャストさんの、あったかもしれないひとつの物語として読んで頂ければさいわいです。

(海神)

山の女神亭

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