円場乱舞あれこれ

リリース1週間経ったので制作裏話などを。
ネタバレ含みます。

まずこのシナリオの元となったのは竜さんが書いた小説『円場乱舞』で、うちよそ企画宿・タビビト宿舎が舞台になっています。
タビビト宿舎には一弾・二弾・四弾の3つのパーティが属しており、パーティごとというよりは個人個人で、他パーティの中に付き合いがある者がいたり、顔見知り程度だったりと交流があったりなかったりです。
『円場乱舞』の主人公は四弾の侍凰。私(海神)んとこから出したキャストです。四弾はこの頃結成されて間もない、まだまだ駆け出し冒険者でした。
同じ宿に出来た新パーティの後輩とも知らず、侍凰に声をかけてきたのは一弾の辰さん。
……という設定で、とてもかっこいいアクションを書いて頂きました。

この小説をいつかシナリオにしてみたい、と思っていました。
休暇を持て余した冒険者、仕事を持ち掛けてきた謎の青年、リューン闘技場、ハプニングにより暴走した魔獣……これはシナリオにしたらおもしろいのではないかと。
当時は「タビビト宿舎'S」の前身となるプライベート店シナリオ「あやしい行商人」の制作を始めたばかりで、戦闘シナリオなんていつか出来たらいいなあ…くらいの夢でした。

今年、CardWirth25周年の企画が発足し、リューン闘技場を舞台にしたこの話を出せるのではないか、と考えました。ただその前に「どこかの冒険者らに討伐され、目を潰されたバシリスク」の、闘技場に連れて来られるまでに至るエピソードをえがいておきたくなりました。そして『邪視と毒牙』が出来ました。
こちらの依頼を受けた冒険者たちと、闘技場で後始末をさせられることになった冒険者(とNPC)は小説上ではまったく別のパーティなのですが、同一でも話が繋がるように、また、とどめを刺さずに去ることになる(後味の悪い)部分など、このシナリオと続編のために考えたオリジナル要素は結構苦心しました。
当初から二部作にてくくられるシナリオだったので、『邪視と毒牙』の終わりがすっきりするものではなかったのもあり、早くリリースしてプレイしてくださった方に、今度こそとどめをさして貰いたかったのですが、私事も重なって25周年には間に合わずちょっと残念です
が、テキストの大部分を担当してくれた竜さんの頑張りで、それほど間をあけずにこの年内に出せたことはほっとしました。

『邪視と毒牙』『円場乱舞』どちらか、あるいはどちらも遊んでくださった方にあらためてお礼申し上げます。

小説『円場乱舞』はこちらから↴

https://privatter.net/p/4215886

山の女神亭

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